さてさて先日から、朝は5時ごろに起きて夜は10時には床につくという老年期のような生活がはじまりました。
昨日なんか9時に寝ちゃいました。小学生みたいですね。
過去、自分は絶対に朝型ではないだろうと確信できるような経験をしたことがあるのですが、
意外となんとかなっています。まあ、ひどい体たらくだった過去の自分の話はいつか披露するとして、今回はとっとと本題に入ります。
この記事では【オランダ渡航前に考えていたこと】について書きます。
オランダ渡航前、どんな選択肢を持ち、どんな考えでもって、どんな方法でオランダ移住を決行したのか、オランダ移住において最難関と言われる家探しに焦点を当て、そのいきさつに触れてみます。
のちに【オランダに着いてから居住許可をもらうまで】についてまとめようと思っているので、その前座といった具合に思っていただければと。
では早速。
まず前提として、ボクは居住許可取得の手続きと家探しを移住エージェントにサポートしてもらいました。
およそ半年間、目を血走らせながらオランダのことを必死に調べていたおかげで、必要な手続きやその流れについて、第三者のサポートがなくても進めていける程度の知識量は持ち合わせていました。
しかし、当時(2022年11月ごろ)オランダ移住の最難関と言われていた家探しを確実に成功させたかったので、エージェントに依頼することに。
オランダでの家探しについては2つのパターンを考えていました。
1. オランダで物件探し・契約
2. 日本にいる間に物件探し・契約
1. オランダで物件探し・契約
滞在許可なしでオランダに滞在できる間(3ヶ月間)に不動産屋をまわり、内見をして、賃貸契約を結ぶ。このパターンはシンプルで分かりやすいですね。
2. 日本にいる間に物件探し・契約
このパターンは、さらに2つに分けて考えました。
2-① 渡航前に移住エージェントと契約し、自分の代わりに賃貸契約を結んでもらう
2-② オランダの不動産会社に自分で連絡し、電話・メールのやり取りで賃貸契約を結ぶ
ボクはパターン2-①を選んだわけですが、パターン1を選ばなかった理由は、簡単に言うと、時間とお金と精神がもっていかれそうだったからです。
オランダに移住した先人たちの情報を見ていると、「家が見つからないので一時帰国しました。トホホ…」だの「滞在期間を伸ばす手続き、これで2回目です。トホホホホ…」といったふうに、多くの方が【家探し難民】でした。
※滞在許可は必要な手続きを踏めば延長できます
オランダ人ですら家が見つからずに困っているという情報を目にしたこともありました。
オランダ人の友人に「こっちで家が見つかるなんてすごいな!どうやったんだ?」と驚かれたことがあるので、どうやらこの情報は正しそうです。
特に2022年後半からはウクライナからの難民受け入れも重なって家探し競争が激化。ごくごく個人的な理由によりプーチンへのヘイトを募らせていました。今となってはなつかしい思い出です。
とまあこのような塩梅で、あー無理ですねー、3ヶ月で家が決まるわけがないですよねーと【オランダで物件探し・契約】の案は早々に断念。
家探しをしている間の生活費、もしも一時帰国になってしまったときのフライト代、みるみる減っていくお金といっしょにすり減っていく精神のことなどを考慮し、エージェントに家探しを頼むこととなりました。
結果としては、担当者の方の多大なサポートのおかげで1件目の物件で家が決まり、家探し難民になることは防げたわけです。
そして、今振り返ってみると大事だったのだなと思うのは、【受け止めること】、【欲張らないこと】です。
1件目で家が決まったと書きましたが、そもそもエージェントに提案してもらったのは1件だけです。1件目の物件いかがですかと問われ、えーもう是非!最高!交渉お願いします!と反応し、決まった、それだけのことです。
家賃を抑えたい、駅まで徒歩5分以内がいい、デポジット(敷金)を1ヶ月分にしたい、などなど、こだわろうと思えばどこまでもこだわれるが、どこかで妥協しないと決まらないのが家探し。これは日本にいても同じだと思います。
※オランダではデポジットを2.3ヶ月分要求されることもよくあります
ボクの場合は家賃がもっともこだわりたい部分であり、エージェントから家を紹介されたとき、「ひえー家賃高いなー」というのが本音でした。なので、次の物件を探すようエージェントにお願いすることもできました。
しかし思ったのです。まあ引っ越せばいいじゃん、と。
別に終の棲家を探しているわけでもないのだし、あとで引っ越せばいいのです。
オランダで生活を始めることが何よりも重要だった当時、ああこれが現実かと受け止め、欲張らずに今の家に決め、気づけば今に至っております。
超極端タラレバ話になってしまいますが、もしもあのとき次の家を探すように頼んでいたら、まだオランダに来れておらず、日本にいながらにしてオランダ家探し難民になっていたかもしれません。
とまあ、自分で書いておきながらアレなんですが、なんて都合の良いタラレバだろうか。
もっと良い条件の家が見つかった可能性もありますよね。
しかし、こうやってタラレバ話について考えるとき、自分の都合の良い方向に考えをつないでいけることは、海外生活に限った話ではなく大切かもしれません。
タラレバなんて所詮すべてが仮定の話なので、ネガティブに捉えたところで自分を追い詰めてしまうだけです。
「あのとき次の物件を探すようにお願いしていれば!もっと家賃の安い家に住めたかもしれない!くそっ!おれはバカだ!サルだ!ウワー!チクショーー!」
と、わめいたところで、
いや、わからんだろ、となるわけです。
わからんのだったら、都合の良い方向に考えることで自分が楽になれるんじゃないかしら。という寸法なのです。
さて、精神衛生上有効なタラレバの活用方法に触れたところで、そろそろ終わりにしようかと思います。
今回はオランダ渡航前、特に家探しについてどのように考えていたかについて書きました。ここまで読んでいただいた方は分かるとおり、残念ながら具体的な情報(不動産会社・内見や交渉の様子など)はほとんどありません。
それらの情報を収集し、扱ってもらい、動いてもらうことをプロにお願いしたからです。そしてそのことによってお金と時間と精神をすり減らすことなくオランダに来れました。
めでたしめでたし。というわけなんでございます。
また、【受け止めること】と【欲張らないこと】が大切だったと書きましたが、これは渡航前に限らず、今でも日常のささいな出来事につき、その大切さを実感しています。
あ、ちなみにですが、参考までに現在の家賃に触れておきます。
1,500ユーロなので、日本円にして237,000円ですね(1ユーロ=158円※執筆当時)
うん、やっぱ高いよ。
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