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【最新版】海外送金Wiseを徹底解説〜登録方法・メリットとデメリット・送金方法【図解付き】〜

【最新版】海外送金Wiseを 徹底解説〜登録・海外送金の方法【図解付き】〜 ※ この記事は 2024 年 1 月 6 日に加筆修正しました。 2023 年内の wise の変更点を追記しています。 海外移住を考えるならぜひ使いこなせるようにしたいWise。 Wiseは他の海外送金方法に比べて手数料が安く、お得に海外送金ができるサービス です。 ・海外移住を考えている ・中・長期の留学を予定 ・パートナーが駐在員として海外で働く ・海外赴任が決まった こんな方におすすめです。はた また、 ・数ヶ月〜1年未満の滞在 ・バックパックで世界一周の旅に出る こんなことを考えている方にもおすすめです。 今回はWiseの登録方法から海外送金の方法までを図解つきでまとめています。 現在も実際に使っている身として ・手数料が安い ・操作が簡単でスムーズ ・ATMから現金の引き落としが可能 ・デビットカード発行可能 などなど、手数料が安いだけでなく、便利でとても使いやすいサービスだと感じています。正直、Wiseなしではこれまでやってこれなかったなと思っています。それくらい重宝してます。 日本在住の方はマイナンバーカードで簡単に登録できます。 海外渡航や移住の予定がある方は日本にいる間に登録しておくことをおすすめ します。 下記はWiseのキャンペーンリンクです。 下記のリンクから アカウント登録をすることで、今なら送金の手数料が最大¥75000まで無料になるキャンペーンが適用されます。今後Wiseの利用を考えている方は、もしよければキャンペーンを活用してみてください。

文明に勝るものについて










早いものでオランダに着いてから3週間が経とうとしています。





日に日に気温は下がり、氷点下を下回る日もちらほら。部屋の中では常にコートを羽織る、そんな日々にも慣れてきたので、オランダに到着した時のことを振り返ってみようと思います。






11月8日

7時間50分

6時間

13時間50分

11月9日





さてこちら、上から順に





日本を出た日

1回目のフライト時間

乗り継ぎ先(シンガポール)での待ち時間

2回目のフライト時間

オランダに着いた日





となっております。






待ち時間を合わせると日本からオランダまで約28時間。

長時間の移動ですが、長旅のコツを押さえておけば問題ありません。






そのコツとは、いかにして自分の体に「お願い寝させて!」と思わせるか。これに尽きます。






渡航日の前日、深夜に空港に着いてから出発までの約11時間、ボクは一睡もしていません。そのおかげで機内ではちゃんと気絶することができました。渡航日前日は朝の9時ごろに目が覚め、それからずっと起きていたので合計すると26時間起きていたことになります。






うっかり寝てしまい荷物を取られる、なんてことにはなりたくないなと気を張っていたことも関係しているとは思いますが、このくらいの時間起き続けていると体の奥にちょっとした鈍痛を感じます。しかし機内ではぐっすり眠れるので鈍痛の甲斐ありです。






全く参考にならないアドバイスであることは承知していますが、このように、26時間連続開眼によって28時間のフライトは快適な空の旅になります。






問題はオランダに着いてからです。






朝の6時55分に現地到着、11時にアパートで大家さんと不動産会社の担当者と合流予定。






空港に着いてから合流まで4時間。時間はたっぷりあるぞと思っていましたが、現実はそうではありませんでした。






到着時間が遅れます。

なぜか予定の時間ぴったりに事が進むと思っていたようです。飛行機だからでしょうか。




入国ゲートまで移動し、門番から入国を許可していただきます。

なぜか海外渡航ならではのイベントを計算に入れていませんでした。熱海にでも行くつもりだったのでしょうか。




預けていた荷物がレーンに現れるまで待ちます。

なぜかこちらも計算に入れていませんでした。乗客5人だとでも思っていたのでしょうか。






荷物を確保できた時点で4時間のうち40分が経過。






時間のロスです。いや、想像力のロスだ。ははぁなるほど。もはやロスではない、計算の甘さだ。師匠、これが海外というものですか。いや違うだろ。そうですよね違いますよね。すぐに海外のせいにするな。ごめんなさい。






脳内師匠に怒られブルーな気分で入国ゲートを通過。やっと自由に動き回れる状態になったのでまずは海外SIMカードが買える場所を探します。






SIMカードを安く購入できるお店は事前に調べていたので、一直線にそこに向かいます。しかし、いざ行ってみるとなんとそこには別のお店がありました。フラッシュモブくらい困ってしまうサプライズで顔が歪みます。






空港の模様替え攻撃によりパニック&ラン、あやうく空港内を全速力で駆けずり回るところでしたが、なんとか心と体を制し、道行く人にSIMカードの在処を尋ねると、事前に調べたお店の名前を伝えられます。やはりお店自体の情報は正しいようなので、場所は全く違いましたがとにかく店内に突入。なんとか手に入れることができました。ほっと一息つきたいところですが、約束の時間までは残り2時間と少し。





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ちなみに購入したSIMはLEBARAというメーカー。

オランダではメジャーなAlbert Heijn (アルバート ハイン)というスーパーの有人レジにて2.99€で買えます。





事前に専用アプリをインストールしておく

SIMを差し込む

50MB分のネット接続が可能

(合計15€分の通話クレジット付き)

接続している間に専用アプリから自分に合ったプランを購入

ネット開通




簡易的な説明ではありますが、このような手順でWi-Fiがない場所でネットが使えるようになります。同時に電話番号も手に入れることができます。




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ただ、この時点で4時間のうち2時間近くを使っているということに、皆さんお気づきでしょうか。






実は、目的のSIMカードは別のお店でも販売していて、そこのグラマラスギャルお姉さんと「それ高いからやめな。短期の旅行ならこっち」「いや、ボク長期なんで」「いやだから、こっちの方が安いよ。ウチの知識なめんなし。SIMの設定もできるんだから!」「いやだから長期……」と押し問答していたので余計な時間がかかってしまったのです。






どうせなら空港以外のところでぐいぐい来てくれグラマラスギャルお姉さん。






とまあ、そんな個人的色欲はさておき、残された時間は約2時間。

やっとスタートラインに立ったという塩梅であります。

(これまでは空港内をさまよっていただけで、目的地に向けての移動はここから始まります)






しかしさすがヨーロッパ一のハブ空港。縦も横もとにかく大きいですね。










駅のホームに続いているのであろう階段とエスカレーターが遠目から確認できたものの、その数が多くてどこから入ればいいのやら。それに、そういえば、オランダの鉄道会社なんて一つも知りませんでした。JRとかあんのかな、くらいの気持ちでオランダに来てしまっていたことにここで気づきます。






しかも、行き先と発車時刻がのっている電光掲示板はあまりにも巨大であまりにも高い場所にあるのでずっと見ていると首が痛くなる。






乗り換え案内もNAVITIMEも使えません。






いよいよもう埒が明かない気がしてきたところで、一度文明を捨てることにします。






サヨウナラ文明。






早速その辺にいる人に声をかけると、「君たちここに来るのは初めてみたいだね。詳しいことはあっちにいるサービスカウンターの人が教えてくれるよ」と教えてくれ、サービスカウンターに行くと「後ろにある券売機でチケットを買って、奥に見える地下への入口からホームに行きなさい。特急に乗る場合は追加で特急券を買うのを忘れないでね」と言われ、ものの5分で解決しました。






それまでの焦りと緊張感はなんだったんだと、安堵とモヤモヤを抱えながら電車に揺られること約40分、無事に次の目的地に辿り着きます。そしてここからは日本でいうローカル線に乗って家の最寄り駅まで向かいます。






路線名・行き先(終点の駅名)・発車時刻






とにかくこの3つを把握せねば!そのためには一刻も早くネットを確保せねば!とねばねば言いつつSIMカードの有効化に励みます。


(一刻も早く空港から出たかったのでネットの接続は後回しにしていました)

(まだ文明への信用を捨てきれていないので自力で調べる気満々です)


そして、この段階で初めて居場所問わずネットを使えるようになります。






にもかかわらず、もういつでも調べれるという安心からでしょうか、約束の時間まで残り1時間弱という状態で何を思ったか、これから何回でも来ることのできる場所なのに、せっかくだからと一度外に出て駅舎を眺めたりなんかしてしまいます。










1時間弱、人に無責任な余裕を与えてしまう魔の尺です。







さて、建物内に戻って時刻表やら路線図やら行き方やらをネットで調べてみますが、たとえ調べたとて、これからローカルになろうとしている人間にローカル線など分かりっこありません。さっさとローカルに頼るべきでした。








やっぱり無理だ、サヨウナラ文明。







トラベルインフォメーションの受付にいるおばちゃんに行き先を伝えると、「2時間と1日、どっちだい?」と聞かれます。なんのことだかさっぱりですが、詳しく聞く時間すら惜しく感じ、「ここから2時間以内で着くから2時間でいっか」と、2時間と答えます。






すると、切符を2枚差し出されました。券売機でしか買えないと思っていた切符を買うことができ、次の電車の発車時刻と乗り場の情報も得ることができ、何もかも解決です。時間にして5分。






結果として、この日は11時ぴったりに家に着くというミラクルを起こします。

大家さんとも無事に打ち解け、今ではメル友です。







(大家さんの面白味については別の記事で書く予定です。彼のこと、ボクは結構好きです







さてこうやって振り返ってみると、自力で解決したいし、できるはずだし、それくらいできなければ人や土地や文化といった諸々全てが未知の国では生き抜いていくことができないと自分に言い聞かせていたことが、人に頼るという行為を邪魔していたのだなと思います。






加えて、文明の方が確実でスピーディで信用できると無意識に思っていたのだと思います。これまで日本では文明を使って色々を解決できていたからこそ、「分からない、どうしよう、とりあえずネット見るか」といった具合に、反射的に意識が向かうのは文明でした。






いや、準備不足だろと言われるとぐうの音も出ませんが、今回は準備不足から図らずも文明への過剰な信用に気付かされました。そして見ず知らずの人の頼り甲斐にも。






目の前にいる40代くらいの人間は、40年間分の知識と情報を持っている。

そんな当たり前のことに今更気づかされる、そんなオランダ初日なのでありました。






それともう一つ。日本を出る前「危険」について耳にタコができるくらい語られましたが、案外見ず知らずの人にこそ頼った方が良いときもあるんじゃないかと、思ったり思わなかったり。え、どっちだろ、わからないけど。「浅い関係の人の方が相談しやすいことってあるよね」と思ったことのある方いますか?そんな感じに近い心持ちです。






見ず知らずの人たちについてはこの2週間でいろいろと感じることがあったので、今後まとめて書こうかなと、そう思っている次第であります。






とまあこんな感じで、-約束の時間ぴったりにアパートに到着できたので-側(がわ)だけ見ると順調な滑り出しに見えるオランダ到着初日は、絶望的な倦怠感を残す結果となりました。(この日は、死んだのかなと思われてもおかしくないくらい眠りました)








まだ1ヶ月も経っていないオランダ生活、仕事はおろか知人はメル友(大家さん)を除けばゼロ。そんな状態ではありますが、これから我が身に降りかかるだろういろいろが楽しみです。









それでは、また。








※「2時間と1日どっちだい」というおばちゃんの質問の意味は後日明らかになりました。ボクが最後に利用した路線では、切符の値段は時間単位で変わるのです。移動が2時間以内であれば2時間切符。それ以上であれば1日切符を買います。(定額で1日のり放題のようなイメージです)









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